vol.17 不動産会社は何をする?
2021年08月08日
【徹底解説!不動産会社は売るために何をしているのか?】
媒介契約を締結した後は、基本的にどの不動産会社でもおおまかな売却までの流れは同じです。
ただ「流れ」は一緒でも「質」の部分をどれだけ高いレベルにできるのかが、不動産会社の腕の見せ所ということになります。
弊社で日常的に行っている売却活動を例に「不動会社は売るために何をしているのか?」をお伝えしますので、少しでもイメージを掴んでいただき、不動産会社選定の参考にしてください。
先ず、不動産会社が行う売却活動の最終目的は、お任せいただいた不動産の売買取引を安全かつ円滑に完了することです。
そして、その最終目標にたどり着くまでには必ず通過するチェックポイントがいくつかあります。
1,物件を購入する可能性のある方に情報を届ける
2,購入検討者様から反響を獲得する
3,購入検討者様との商談機会を得る
4,購入検討者様に購入をご決断いただく
5,売買契約の締結
6,決済・引渡し
どのような場合であっても、購入検討者様に早く漏れなく物件情報をお届けするのが売却成功のスタートラインです。
早期かつ好条件での成約ができるかどうかは「1,物件を購入する可能性のある方に情報を届ける」の質にかかっています。
なので、先ずは様々な手段を用いて、物件情報を幅広く拡散することに努めます。
こうした地道な活動の積み重ねにより、検討者様から問合せが1件、また1件と入ることに繋がります。全ておろそかにはできません。
また闇雲にバラ撒けばいいというものでもなく、質の高いコンテンツを効果が期待できる範囲に届ける必要があります。
こうした活動には地域情報への詳しさや、過去の成約実績で培われた経験が活かされますので、まさに腕の見せ所と言えます。
売却活動を任せる不動産会社の選定時には、こうした活動をどのように行うのか販売計画までしっかりと確認して検討するのがベストです。
また媒介契約時点で安心してしまい、事前に約束した活動をしてくれていないようなケースも中にはありますので、実際に活動してくれているかチェックすることも忘れてはいけません。
一般以外の媒介契約であれば、売却活動の報告は少なくても1週か2週に一度受けられるはずですので、そこでの報告は必ず確認して実際の広告物もできれば見せてもらうようにしましょう。
ちなみに、不動産の売却活動に対する報酬は、基本的には成果報酬となっていて、売買契約が成立して初めて頂戴しています。また、そこで頂くのも仲介手数料のみです。
ここまでに列挙した広告宣伝活動の費用は特殊な事例を除いて、不動産会社の負担となりますので安心してお任せください。
※売却活動の成否はいかに「早く」「漏れなく」「質の高い」物件情報を届けられるか
※媒介契約前に、販売戦略まで確認して不動産会社を選定しましょう