vol.7 仲介査定と買取査定
2021年04月25日
【仲介査定と買取査定の違い】
査定の見積りを出す場合、おおよその不動産会社は一般市場に販売する場合の価格「仲介査定」と自社が購入する場合の価格「買取査定」を考えます。
その違いとは?
1.仲介査定
不動産を所有する売主様と購入される買主様を不動産会社は不動産売買の仲介をするという立場で査定をします。
先にお話しした「路線価」や「成約事例」、「物件の特徴」などをポイント化し、売却開始価格の指標となる価格を算出します。
したがって、決められた数値等によって査定価格が算出されるので、どこの不動産会社に査定を依頼してもほとんど価格に変わりはありません。
仲介査定の場合、他の不動産会社と比べ高い査定額を言う会社は要注意です!
2.買取査定
買取査定とは、査定をする不動産会社が「買主」となることです。
つまり、査定会社=買主ですから少しでも高く売却するには、より多くの買取査定をした方が高く売れる可能性が高まります。
しかしながら、買主である不動産会社は不動産購入後、一般ユーザーに販売するため、戸建てやマンションはリフォーム等行ったり、古屋付きの土地は解体や造成工事等を行います。
その為、買取の場合には経費や税金等も掛かるため仲介査定額よりも60~70%前後安くなってしまいます。
「早く売却したい」「管理が大変」「即現金化したい」などの場合は買取査定が良いでしょう。